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ダイヤモンドの推定量はたったの350t

地球上にわずかしかない、手の届きにくいものには、希少価値が生まれます。ダイヤモンドは何十億年という想像もつかない長い年月を経て大地の深部から地表に出てくるのですから、地上で発見することも稀なことなのです。最近は、技術が発達したのでダイヤモンドの生産も伸びてはいますが、今日まで採掘されたダイヤモンドの推定量はたったの350t。そのうち宝石としての価値があるのは半分以下です。さらにカットしてマッチ棒の先以上の大きさにできるのは、本当にごくわずかしかありません。1980年代、世界の天然ダイヤモンドの年間生産量はおよそ四千百万カラット。このうち約75%の三千百万カラットは工業用でした。現在、全世界の生産高の三分の二をアフリカが占めていてます。また宝石として価値のあるダイヤモンドの95%が南アフリカから産出されています。ダイヤモンドは今から2800年以上も前にインドで発見されました。ブラジルで発見されたのは18世紀、産業として発展したのは19世紀になってからです。南アフリカでダイヤモンドが発見されるとダイヤモンドブームはいっそう高まりました。現在世界の主要産出国は、オーストラリア(33%)、ザイール(アフリカ・23%)、ボツワナ(アフリカ・15%)、ソ連(14%)でこの四カ国が世界の産出量の80%以上を占めています。