テキストや過去問題集、その他の本を何回転、何十回転、何百回転とするなかで、それらの本はあなたの「おなじみ」となってきます。これがとても大事なことです。自分が回転に使っている本を、ただ勉強に利用するだけの無味乾燥なモノととらえるのではなく、使うこと自体を味わうのです。よく使い込んだ愛着のある万年筆のように、住み慣れた部屋、もしくはいろいろな場所へ走らせた愛車のように、一ページごとに思い出を持つくらいに向き合ってください。勉強における理解、記憶には理性よりも感情が強く働きます。黙々とした勉強よりも、喜怒哀楽がある勉強のほうが効果的なのです。あなたが勉強した体験と本の内容が結びついたとき、それは強烈な記憶となり、理解も急速に進みます。ぜひ、回転させている本をあなたのなじみの「場」にしてください。これが本書で私が提唱する記憶術の前提となるものです。
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