厚生省(現・厚生労働省)の認可を受けた合成食品添加物は、それ一種類についての安全性を確認されているだけです。しかし、一つの食品にはふつう何種類もの添加物が同時に含まれています。怖いのは、それらが複合して体内にとり込まれたとき、どんな障害が発生するかです。お風呂やトイレの洗剤に、「まぜるな、キケン」の表示がありますが、これは違う種類の洗剤が混じり合うと有毒ガスが発生するため、注意しろということです。恐ろしいことに、これと同じようなことが、私たちの体内でも起きてしまうかもしれないのです。もちろん、こうした食品添加物の複合毒性については、まだはっきりとは解明されていません。しかし、アレルギー患者の増加をはじめ、食生活との関連が深いとされる昨今の健康事情からすれば、それを疑いたくなるのは当然です。たった一種類の合成食品添加物でも、身体にとって負担かもしれないのに、それが多種類集まって摂取されるとなれば、その影響は二倍にも三倍にもなり得るのです。現代人が一日に摂取する合成食品添加物は約80品目。その量はなんとスティックシュガー2本分といわれています。一生の間には、実に約200kgの合成化学物質が体内に入ってくる計算になります。食品だけではありません。